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銀狼
第6章 獣の愛


「──…愛がないか…」


銀狼は舌をおさめた。

泣きはらしたセレナの目尻に唇をあてる。



「……だがこうすれば、お前の声に甘さが増す」


「……ッ」


「お前の身体は、私の舌を求めている…」


「……ン……ッぁ」


「此れは愛ではないのか?」


彼の手は、セレナの豊かな胸を包み込むように揉みほぐしていた。



「……違 う… こんな…のっ……ンッ」


「──…では、真の愛とは如何なるものか。…心でするものか?」


「…‥アっ‥‥//‥」



心でするのが、お前たちの愛か



「…フっ、そんなものは幻想だ…」



言い返そうとしたセレナの口に

銀狼の舌が割り込む──。




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