この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
防音室で先輩に襲われて…
第7章 反抗したらどうなるか
「さて……」
「──ッッ…いやだやめてください!…やめてください!…っ…だれ…か、誰か!誰か助けて!」
いくら謝れど椎名がとまらないとわかった乃ノ花は助けを求める。左右に頭を振り乱し…わずかな希望を持って『誰か』と叫んだ。
「誰かぁ…ッ」
部屋の鍵は閉められていることを、もう彼女は忘れたらしい。
「助けを呼んでも無駄じゃないかな?ここは防音仕様だし──…それに」
無駄な抵抗だ。
「それに……仮に誰かが駆けつけたとして、そいつが君と俺のどちらの言いぶんを信じるかなんて明白だよね」
「そ、そんな…」
「本当のことだ。ねぇ?無理やりが大好きな、ドMな乃ノ花ちゃん?」
「ち…// 違います!わたしそんなんじゃあ…──!!」
「否定したところで誰も君を信じない」
周囲からの信頼を集める椎名と
友人のひとりすらいない地味で冴えない女
頭の回転が速い椎名がその場で嘘を並べれば、みんなそちらを信じてしまう…。
(誰もわたしを信じない…!?)
誰も信じない
「可哀想にね」
「……ッ」
もがいていた足の抵抗が徐々に小さくなる。
この状況から抜け出す術(スベ)があるのなら…教えてほしいくらいだ。
「…絶望していいよ。そのほうが従順になれる」
「ひ‥‥ぁ‥‥!」
椎名は大人しくなった彼女にほくそ笑み、セーラーの裾をめくって胸元を露わにした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


