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防音室で先輩に襲われて…
第8章 イジメラレ
「彰くんのクラスも授業終わったでしょ?これから、あそこの皆で遊んで帰るんだけどー」
「ああー…。俺はちょっと、まだ残ってやることあるから」
「ええまた?最近、ぜんっぜん一緒に帰ってくれないじゃん!なに?生徒会の仕事とか?」
「ごめんって、また今度ね」
「仕事なんか後輩に押し付けてラクしちゃえばいいのに」
「そういうわけにもいかないよ。というか、あいつ等も部活がある筈だろう?練習しなくていいのか?」
「ああ…えっと、試験前だからサッカー部は練習休みだって言ってた」
「…ふふ、それで遊びに行っていいの?」
「いーんじゃない?ね、だからさ彰くんも生徒会なんかサボっちゃって……」
「それは駄目」
「え~」
「じゃあまた明日ね。誘ってくれてありがとう」
「もぉ!彰くんってば真面目!ま、そーゆうとこも格好いいんだけどね♪ばいばい♪」
「ばいばい」
(甘ったるい声だしやがって……気持ち悪い)
椎名と話し終えた女子生徒が、仲良しグループの輪に戻っていく。
椎名はうんざりした顔を見られないよう彼女たちに背を向けて、ひとり教室を出て行った。

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