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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第4章 徹底的に犯される夜
 それに懸念はもうひとつ。

 今夜もきっと隣の部屋で坂巻が聞き耳を立てているに違いない。

 知代が昨夜からこの部屋にいて隣の部屋の物音が聞こえてこなかったということは、少なくとも普通に会話をしたりする程度なら問題はないのだろう。
 しかしそれも壁に耳を押し当てるようにされてしまえばどれだけ隣の部屋に聞こえるのか聞こえないのか、それが知代には分からない。
 権田は低い声で落ち着いた喋り方をする男だし知代自身も大騒ぎをするようなタイプではない。仮に聞こえたとしても会話の内容までは伝わらないはずだ。知代の相手が権田だとは気付かれずに済むだろう。

 しかしそれ以上の大きな声になってしまえば隣に筒抜けになるだろう。
 事実、昨夜の知代の悩ましげな声は隣の部屋に漏れ聞こえていた。そのせいで昼間坂巻から辱めを受けることになったのだ。

 つまり自分は壁をも通り抜けてしまうほどの声を出していたということ。

 それに思い当たった時知代は死んでしまいたくなるほどの羞恥を感じた。坂巻に淫乱な少女だと勘違いされても仕方がない。

 もしまた今夜も同じことが起こってしまったら。

 そうなったらそれを理由に明日も坂巻は自分に迫ってくる。恥ずかしいことをさせられる。

 そうされないためにもしっかりと自分を保つ。最後まで保ち続ける。

 どれだけ体を辱められようと、心までは犯させない。

 強く強く知代は自分に言い聞かせる。
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