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第4章 徹底的に犯される夜

「あん、んん…はぁ、あ…んっ！」

　部屋の中に響くのは熱さの中に甘さを潜ませる知代の喘ぎ声。　

　抱けば折れてしまいそうな細い腰を抱かれ権田を開いた足の間に迎え入れている。ぐっと腰を押し付けられるたび甘い吐息が部屋の空気を堪能的に揺らす。

　何度目かの絶頂を迎えた後、間を置かずに挿入された知代にはもう抵抗する気力も快感に抗う理性も残っていなかった。

　強過ぎる電マの刺激に散々悩まされた体には肉棒の与えてくる快感は知代にはちょうどいい強さだった。

　昨夜から立て続けに犯され開拓された知代の体と精神の受け止められる快感の絶対値は大きく上がっている。それと権田の肉棒によって得られる快感の強さがぴたりと合う。何度も挿入され知代の中は権田の肉棒の形に馴染みすぎてしまっていた。

　電マの刺激は知代の許容量を大きく超えていた。そのせいで刺激に体は反応しても頭の中で「気持ちがいい」に変換されなかった。ただ強い刺激として理性を灼くのみだった。

　そして今、電マの刺激からやっと解放され、いちばん気持ちがいいと思える刺激を与えられ、知代は快感に咽び泣く。

　権田の肉棒を咥え込むのはこれで何度目か。権田によって開かされた体は権田の肉棒がぴたりと合う。膣の中もその形に合わせるかのように蠢きぴったりと隙間なく、そして柔らかく圧迫しきゅんきゅんと締め付ける。

　その密着具合は権田にも知代にも大きな快感を運ぶ。

　知代はうっとりと顔を蕩けさせ冷たかった涙も熱を帯びる。体は柔らかく火照り、切なげな喘ぎ声は完全に快感に溺れている。
　細い体に流れる快感のうねりは太く大きく強い。堤防として機能するはずの理性はもう砕かれ流されてしまった。後はただ流れに身を任せ奔流に溺れる。

　快感に喘ぐことしかもう知代には出来ることはなかった。

「あう、ん…うっ！　あん、あ…あぁ！」

　権田の腰の動きに呼吸を合わせ知代の腰も前後に動く。

　時折首をのけ反らせて快感に喘ぎ、その度に枕の上で艶やかな黒髪が乱れる。細い指は権田の肩に添えられ足は大きく開かされ、その間に権田の肥えた体が収まっている。

「あんっ、あ…あん、ん…っ！」

　電マに対して悶えていた少女は今、肉棒を体全体で感じ狂う。