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第5章 外で裸にされ…

　翌日。知代の勤務するイベントの最終日の日曜日。今日の夜には東京に帰ることになる。

　休日でしかも快晴。やや湿度は高いものの過ごしやすい気温のせいかイベント会場であるショッピングモールは大勢の客で賑わっていた。知代や権田が仕事をしているイベント会場にもたくさんの人が訪れていた。

　昨日のうちに粗品の準備をほぼ終えられたことと来場者対応の忙しさに、今日は知代も接客をしていた。アンケートを取るのはコンパニオンに任せ、粗品を渡したりコンパニオンのサポートをしたり。午前中は忙しくあっという間に過ぎていった。

　昼食の時間あたりで落ち着いた客足は午後になってまた増え、忙しい時間が戻ってくる。といっても今日は日曜日で明日は平日の月曜日。客が引けるのも早かった。午後三時を過ぎる頃には暇とまではいかないがコンパニオンだけで十分に対応可能になった。

　暇になってしまった。知代は内心で焦る。