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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第5章 外で裸にされ…
 今朝、権田が自分の部屋に帰った後、やっと知代に束の間とはいえ楽に呼吸の出来る時間が訪れた。

 ベッドに倒れ込む。いまだそこに残る権田の体温と匂いは嫌だったが体を起こすのも億劫だ。だからそのまま目を閉じて少しの時間微睡む。

 電マで責めに責められて体力の消耗が大きい。あと少しでもいいから眠りたい。思えば一昨日の夜も昨夜も一人でゆっくり眠れていない。

 でも、それも今日まで。今日の仕事が終わるまで。

 しばらく目を瞑って休んだ後、何とか気を奮い立たせて体を起こす。今日はチェックアウトをしなければならないので荷物を部屋に残しておけないし、部屋を出る前にメイクもしなくてはいけない。当然裸のままというわけにもいかないから衣服も着る。几帳面な知代はゴミなどはまとめてあったし使い終わったタオルのひとまとめにしてあるが、最低限のベッドメイクもしてから部屋を出るつもりでいた。

 やることはたくさんあったが、まずは念入りに手を洗う。権田の射精の後で洗いはしたが精液というには洗っても洗ってもこびりついているような気がする。

 石鹸を付けて丁寧に洗い、それを水で流して石鹸でもう一度。

 やっと完全に洗い落とせたような気になれたので身支度帰り支度を始める。それも終わると少し時間が余った。
 電気ポットでお湯を沸かしてインスタントのコーヒーを飲んでやっと人心地ついたが、飲み終わる頃にはもう出発の時間。

 真面目な知代は時間ぴったりを狙って行動するのが少し苦手だ。自分が小さなライブハウスで歌わせてもらっている歌手であるということも関係しているのかも知れない。
 自分程度の歌手の代わりはいくらでもいる。実力不足ならまだしも遅刻などの理由で歌える場所を失いたくはなかった。
 だから遅くとも十分前には到着するようにしている。

 使い終わったカップをシンクで軽く水洗い、衣服と荷物の最終確認をして知代は部屋を出る。

 初めてのビジネスホテルの一人での宿泊。

 楽しみにしていたのにこの部屋思い出は恥ずかしさと屈辱に溢れた官能的な空気に支配されたものだけで埋まってしまった。

 がちゃり。音を立ててオートロックが閉まる。
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