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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第5章 外で裸にされ…
「おはようございます」

 背後からかけられた声に振り向いた知代の顔が凍りつく。

 そこには坂巻が立っていた。

 ぎっと奥歯を噛み締める。なぜか今まで坂巻のことが頭の中から抜けていた。坂巻は知代の隣の部屋に宿泊していたし、それは十分分かっていたつもりだったのに。

 一昨日の夜、権田との行為で出てしまった声を隣室の坂巻に聞かれてしまったことが原因で昨日の昼間、辱められてしまった。
 その時は胸だけで済んだとはいえ一日に二人の男から性的なことをされるなんて、知代は考えたこともなかった。

 昨日の夜もどんなに権田に凌辱されようとも出来るだけ声を出さないようにしようとと思っていたはずだ。
 いやらしい声を権田に聞かれるのも嫌だったが、隣の部屋の坂巻に聞かれてまた新たな脅迫の材料にされるのも嫌だった。

 だからそのためにも自分を強く保ち続けなければいけない。
 そう思っていたはずだったのに。

 途中からすっかり坂巻の存在を忘れてしまっていた。それほど権田の責めは苛烈で知代は自分を守るので精一杯になってしまっていた。声を出す出さない以前に耐えなければならない電マの刺激が強過ぎた。
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