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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第5章 外で裸にされ…
 ばたん。大きな音がした。ハイエースの助手席から知代が降りドアを閉めた音だ。そのまま車の後方へ移動しているようだ。

 車の後方。人や車の通りのある正面と違って景色が開けている。遠くに山が連なっているのが見え、その上には遮る建物がない空が東京よりも広く青く見えている。
 ぽつりぽつりと民家らしき建物は見えるものの仮に窓際に10人がいたとしてもお互いに表情や服装などの細かいところまで判別するのは難しそうな距離だ。それくらいの距離が空いている上に人も車もほとんど通らない。誰かに見られる心配はかなり低そうだ。

 知代らしい提案だ。権田は股間を熱くしながらそう思った。見られる可能性を少しでも減らしたいと健気に坂巻に訴えている。

 坂巻としても狭い運転席で好意に及ぶよりは多少は広い後部スペースの方がやりやすいとでも思ったのだろう。ハイエースはリクライニングが出来ない。運転席と助手席では身動き出来るスペースはほとんどない。知代の体を見るだけではなく隅々まで味わい尽くしたい坂巻にとってもその方が好都合だ。
 
 がさ、っと音がして続いて乾いた硬い音。バックドアが閉まった音だろうか。そしてそれに続いて坂巻の「触りますよ」という声が、先程よりも近くに聞こえた。ハイエースの後部の、さらにダンボールの隙間の狭い空間に二人でいるのだろう。窓がついている仮初の密室。

『ん…っ』

 鼻にかかった知代の吐息。触れ始めた。権田は鋭く察知する。

 今日もまた。辱めの時間が始まる。
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