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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第5章 外で裸にされ…
 ハイエースがいくら荷物運搬に優れているといっても後部スペースには限りがある。そこに複数個の段ボールを詰め込めばさらに狭くなる。

 その狭い空間の中、知代はほとんど坂巻と膝を合わせる距離で向かい合っていた。

 積むべき荷物はこれで全てではなくイベントが終わった後に最後に残った粗品や備品が積み込まれる。それらの荷物のために先ほど運び込んだ段ボール箱は後部スペースの前半分ほどに重ねて積まれている。それが上手くハイエース正面の従業員入口や搬入口からの視界を遮ってくれていた。

 その段ボールを背に出来るだけ体を小さくしながら知代は左右の小さな膨らみを坂巻によって蹂躙されていた。
 坂巻の向こう側、開いた生のバックドアの向こうに見える景色の中に人影が見えたりはしないだろうか。その危惧は消えない。積み込みをしている間も近くには誰も来なかったし遠くの景色の中にも誰も見つけられなかった。だからといってこの先もずっと誰も来ない保証はない。

 しかし事情が事情だから、坂巻の要求も断りきれない。

 もし会社に、出張先のホテルでセックスに耽っていた、などと言われでもしたら。

 考えただけで身がすくむ。

 居づらくなったら会社を辞めてしまえばいいだけなのだ。派遣の日雇いアルバイトなのだから会社に対して遠慮することなく、スケジュールが合わなくなったとでも言って今後の仕事を断り続ければいい。何だったら連絡を無視してそのまま音信不通になってしまうことだって出来る。

 しかしこの二日間、立て続けに犯され辱められてきたとはいえ、知代の精神は処女の思考とほとんど差がない。セックスをしている、そう思われるだけで恥ずかしい。それが出張中のホテルの部屋に男を連れ込んで隣の部屋にまで聞こえるほど喘ぎ悶えていた、などと思われたら。それを会社の人達に知られてしまったら。

 それは裸を見られることより恥ずかしいような気がする。

 しかもそれをネタに体を要求してくる男もいるかもしれない。現に今、そんな理由で坂巻から辱めを受けている。

 だから知代にとってはこれ以上事態が大きくなるのは全く好ましくない。体を見せるしかないのなら、せめて被害を最小限に押し留めたい。

 その思いが知代の体と思考から「抵抗する」という選択肢を消し去ってしまっていた。
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