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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第6章 最後の凌辱
「さて俺達も帰るか」

 言いながら腰に回されたてから知代は素早く逃げ出す。一瞬触れただけの指先から陵辱の気配を色濃く感じる。

 知代は気が付いていた。権田がまだ自分を狙っていることを。そして今日はまだ権田に犯されていないことも。

「帰りのバスの切符を買ってある。知代の分もある」

 そう言って権田は東京までの高速バスのチケットを一枚知代に手渡した。思わず受け取ってしまったが一緒に帰りたくはない。一刻も早く権田と別れたかった。

「あの…自分で帰りますから…」
「そう言うな」

 腰に伸ばされていた手が下に向かう。小ぶりながらも肉の詰まったような弾力のある尻をむっと掴む。

「東京に帰るまでだ。そういう約束だろう。いいな」

 言葉としては知代に同意を求めているが、そこに拒否の意見を挟む隙間は全くなかった。そんな口調だった。 
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