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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第2章 二人目の陵辱者
 集合場所のホテルのロビーに着くと、すでに権田は来ていて三人の女性と一緒にいた。

「来たか」
「あの…お、おはようございます」

 どうしてもちらつく昨夜の記憶があいさつのことばを躊躇わせる。とはいえ初対面の人が三人もいる。おかしな態度をとって変に勘ぐられて身困るし、目上の人の挨拶を無視出来ないのは知代の性格というのもあるが、まだ卵とはいえ歌手として芸能業界に身を置いているにも関係している。

「おはようございます」

 三人の女性達はにこやかに挨拶を返してくれる。三人とも揃って美人でスタイルがいい。胸が大きくて腰がきゅっとくびれている。香水の香りだろうか。いい匂いもする。まだ少女の域から出れていない知代は少し気後れを感じてしまう。

 権田の紹介によると、この三人も東京から派遣されてきたコンパニオンで今日と明日、一緒に働くことになる。そういえば会社からもコンパニオンが来るとは聞いていたし自分の仕事は彼女らのフォローなどの雑務だとも聞いていた。

 そしてもう一人。

「お待たせしました」

 遅れてやってきたスーツ姿の若い男は、知代の隣の部屋から出てきた男だった。
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