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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
ホテルには二泊。明日の朝が早いため今日はホテルに行くだけでいい。業界用語では「前泊」と言うらしい。知代もまだ薄くながら関わっている芸能業界では「前乗り」という言い方が一般的だ。似たような業界でも用語は違うんだな、と知代は少し面白く思いながら電車に揺られた。移動には特急を使ったが後日給料と一緒に交通費も振り込んでもらうことになっていた。
仕事の詳細メールを見つつ、その後は新曲の構想を練りながら移動すること約三時間。会社から指定されたホテルに入ったのは十六時を少し過ぎた頃だった。ちょうどチェックインが始まる時間に到着することが出来た。
明日からの仕事場である山梨県甲府市。東京23区在住の知代にとってはちょっとした旅行だ。
子供の頃から親がよく旅行に連れて行ってくれた。そのせいか知代も遠出や旅行が好きだった。しかし一人旅はまだ未経験。友人や親との旅行しか経験したことがなかった。当然ビジネスホテルに一人で泊まるのも初めてだ。初めて一人だけでチェックインするのは少しだけドキドキした。
宿泊するホテルは甲府駅から徒歩で数分。コンビニも目の前にありなかなか便利なところにあった。すぐ近くには武田信玄の像が立っている。
仕事とはいえ初めての一人旅。甲府も初めて来た。すっかりテンショ音の上がった知代にとっては見るもの全てが新鮮に映った。
ちょっとだけ近くを散歩し趣のある神社を見つけてお参りをする。手頃な値段の山梨名物のほうとうのお店を見つけ、一人で入るのに少しだけ緊張しながらも、そこで美味しい食事を済ます。お土産を買うのはまだ早いかもと思いつつも帰り道で見つけたお店に寄り道をし、賞味期限を確認して信玄餅を数個買う。
たったそれだけの、特に何か遠く別なことがあったわけでもない数時間の出来事も、初めての一人旅とあって知代は自分がすごく大人になったような気がして楽しかった。仕事のための遠出とはいえ知代はその時間を満喫した。
仕事の詳細メールを見つつ、その後は新曲の構想を練りながら移動すること約三時間。会社から指定されたホテルに入ったのは十六時を少し過ぎた頃だった。ちょうどチェックインが始まる時間に到着することが出来た。
明日からの仕事場である山梨県甲府市。東京23区在住の知代にとってはちょっとした旅行だ。
子供の頃から親がよく旅行に連れて行ってくれた。そのせいか知代も遠出や旅行が好きだった。しかし一人旅はまだ未経験。友人や親との旅行しか経験したことがなかった。当然ビジネスホテルに一人で泊まるのも初めてだ。初めて一人だけでチェックインするのは少しだけドキドキした。
宿泊するホテルは甲府駅から徒歩で数分。コンビニも目の前にありなかなか便利なところにあった。すぐ近くには武田信玄の像が立っている。
仕事とはいえ初めての一人旅。甲府も初めて来た。すっかりテンショ音の上がった知代にとっては見るもの全てが新鮮に映った。
ちょっとだけ近くを散歩し趣のある神社を見つけてお参りをする。手頃な値段の山梨名物のほうとうのお店を見つけ、一人で入るのに少しだけ緊張しながらも、そこで美味しい食事を済ます。お土産を買うのはまだ早いかもと思いつつも帰り道で見つけたお店に寄り道をし、賞味期限を確認して信玄餅を数個買う。
たったそれだけの、特に何か遠く別なことがあったわけでもない数時間の出来事も、初めての一人旅とあって知代は自分がすごく大人になったような気がして楽しかった。仕事のための遠出とはいえ知代はその時間を満喫した。

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