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12歳年下の旦那さんとプレママプレパパ生活する話
第2章 10月…淡路島の水嶋家の別荘にて

「えっ…でもッ…だったら…」

『何?生意気に気なんか遣っちゃって
くれたりしてるの?いいのよ私は、
仕事で丁度、大阪に居たから。
明日は明日でゆっくり話も出来るか
どうかわからなかったから、
言いたかったことはそれだけよ…じゃあね』

と…自分が言いたいことを一方的に
言うだけ言って、紫苑さんは
リビングの方に戻って行って。
私はあの場で寝ちゃいそうだったから
寝るんだったら…お部屋で…と…。
前に別荘に来た時に使わせて貰った
和風の旅館みたいなお部屋を
今回も使わせてもらう事になってるから。

自分の過去の記憶を頼りに
広い別荘の中を移動して行く。
お部屋に辿り着いてカギを開けると。

リビングスペースは琉球畳に
なっていて人をダメにするクッションが
ド―――ンと鎮座している。
その大きなサイズのビーズクッションに
自分の身体を預けていると
知らない間にそのまま眠ってしまっていて。


ーー
ーーー
ーーーー

『巴、巴?とも~え?』

「う…ん、んんんっ、あれ?港斗?
もう帰って来たの?良かったの?」

『もう終わったって言うか、巴が
こっちに戻って来てから2時間ぐらい
時間経ってますよ、時計見て下さいよ。
風呂のお湯張り出来たんで起こしたんです』

琉球畳のリビングスペースから
小さな坪庭を雪見障子の
窓になっている部分から
障子を閉めたままで眺めることが出来て。

小さいながらも和の設えの坪庭の
手前側には檜で出来た半露天風呂がある。

『眠たいでしょうけど、寝るんだったら
ちゃんとお風呂に入ってからですよ』

「旦那さ~ん、起こしてぇ~」

琉球畳の上でゴロゴロしながら
両腕を伸ばして起こして欲しいと
旦那さんに向かってアピールする。

『今日の巴は甘えんぼさんですね?
いいですよ、身体起こしますね』

旦那さんが畳の上でゴロゴロしてる
私の身体を起こして起き上らせてくれて。

『はい、着てる服…脱ぎ脱ぎしますよ』

―――――――――――――――――

水嶋家の別荘のこのお部屋は、
12歳年下の旦那さんとの甘い生活の
149ページに登場したお部屋になります。

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