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第6章 宍粟市・たつの市紅葉巡り

カーナビの画面でもこの辺りに
大きな川が流れてるのが見えるんだけど。

『この辺りが
夢乃井がある辺りですよね、
夢乃井ってゆめさき川温泉って
言いますけど確かあの辺りって
塩田温泉じゃないですっけ？？』

「調べてみたんだけど元々の
温泉が塩田温泉で、２００６年に
ボーリングして掘り出されたのが
姫路ゆめさき川温泉みたいだよ？」

塩田温泉の辺りは家があったりするけど
また景色が山の中になって、
しばらく進むと同じように
ちょっと開けた場所があって
また山の景色になる感じで。

『ここはまだ姫路ですけど、
もうちょっとで宍粟市ですよ』

山崎の料金所で降りると
ここはもう宍粟市だ。

『この道は因幡街道って言うらしいですよ』

「因幡ってあの因幡の白兎の？？」

この因幡街道と言う街道は
姫路から因幡の国鳥取までを
結んでいる街道なのだそう。

因幡街道から左に曲がって
宍粟市の市街地を進んで行く。
車はしそう山崎観光駐車場に
駐めさせて貰って。

そこから歩いて最上山公園を目指す。
観光駐車場からは歩いて１０分ほど。

駐車場から最上山公園までは
上りが立っているので
その上りを見ながら進んで行くと
迷うことなく辿り着く事が出来るし
他にも同じ場所を目指している人が
ホロホロと歩いているので
観光客らしき人達に着いて行く感じに
歩いて行けば何とかなりそう。

『なんか、風情のある昔ながらの
城下町って感じの街並みですね』

「酒蔵通りって書いてあるよ。
古そうな建物は酒蔵なんだね」

最上山公園もみじ山は
日本の紅葉の名所１００選にも
選出されている名所で。

最上山公園と言う名前の通りに
山の一部が公園になっていて
その中の一角に日本の紅葉を３０００本
世界の紅葉が４００本…
公園の中のもみじ山と呼ばれる
エリアを中心に植えられている。

中心はもみじ山のエリアだけど
公園内には沢山紅葉があるから
山全体が赤に燃えているように見える。

紅葉の名所は多かれど…こんなに
沢山の数を見たことはないし
こんな赤い山を見たことが無い。

「凄いね、もみじ山って言う
名前に恥じない紅葉の名所だね」