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助教 沙霧
第21章 ある夜の命令
深夜一時。都会の喧騒が完全に途絶え、ワンルームマンションの自室は深海のような静寂に沈んでいた。沙霧は、部屋の主照明を消し、デスクに置かれた小さな間接照明の灯りだけで過ごしていた。オレンジ色の淡い光が、剥き出しになった彼女の白い肩を艶めかしく、どこか不吉な色合いで照らし出している 。
沙霧は、昼間の厳格な出で立ちをすべて脱ぎ捨てていた。床に乱雑に散らばったブラウスとスカートは、剥ぎ取られた抜け殻のように見える。今の彼女が身に纏っているのは、薄いシルクのキャミソール一枚のみ。その細い肩紐の下で、昼間はブラジャーのワイヤーで無理やり抑え込まれていた豊かな胸が、深い呼吸とともに緩やかに、しかし確かな重量感を持って上下している 。
沙霧は、震える指先を自らの項へと滑らせる。短い黒髪の生え際、そこには誰の目にも見えない、しかし彼女にとっては鉄の重みを持つ「隷属の証」が刻まれている。自らの爪が肌を薄く傷つけるほどの愛撫。それは、主である「誉」という存在を、肉体に刻印し続けるための儀式だった。今の沙霧には、この刻印が薄れ、やがて消え去ることが「誉」という支配者自体が自分から離れて行ってしまうことを意味するかのように思えていた。
沙霧は、昼間の厳格な出で立ちをすべて脱ぎ捨てていた。床に乱雑に散らばったブラウスとスカートは、剥ぎ取られた抜け殻のように見える。今の彼女が身に纏っているのは、薄いシルクのキャミソール一枚のみ。その細い肩紐の下で、昼間はブラジャーのワイヤーで無理やり抑え込まれていた豊かな胸が、深い呼吸とともに緩やかに、しかし確かな重量感を持って上下している 。
沙霧は、震える指先を自らの項へと滑らせる。短い黒髪の生え際、そこには誰の目にも見えない、しかし彼女にとっては鉄の重みを持つ「隷属の証」が刻まれている。自らの爪が肌を薄く傷つけるほどの愛撫。それは、主である「誉」という存在を、肉体に刻印し続けるための儀式だった。今の沙霧には、この刻印が薄れ、やがて消え去ることが「誉」という支配者自体が自分から離れて行ってしまうことを意味するかのように思えていた。

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