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第12章 大人の一歩

「この間シンヤくんのCD貸したげたでしょ？だから200円。」

マナはちらっと目をあげると、しぶしぶ手を出し受け取った。

「折らないでよ？」

「あんたじゃないんだから。」

(ほんとに、腹が、立つ。)




夕食を終えて部屋でマナに借りた雑誌を読む。

「あーかっこいい…一個上には見えないよぉ。」

筋肉質な体を惜しげもなく見せているページに私は見惚れた。

さすが大人向けであり、露出度も違う。