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スパイ少女は奴隷になる
第6章 恥辱のテニス
「はぐっ、んぐっ、あっ、んっ……」
「……。」
――カチャ……、カチャ……
あれから1週間ほどが経ちました。酷かった痣も薄れて、ピアス穴は馴染み始めています。
私は裸にピアスと首輪だけの格好で床に土下座のような形で這いつくばり、犬の餌皿のようなものに盛られたぐちゃぐちゃの食べ物を食べていました。テーブルの上では、ノートパソコンで何やら作業をしながら、優雅に朝食を食べる音が聞こえます。しかし、自分は床で……、そう考えると自分の立場の惨めさを一層感じます。
そして、食事が終わる頃には私の口周りは食べかすまみれになっていて、それをタオルで雑に拭われます。口周りを汚すのも恥ずかしいのですが、ゆっくり食べていると叱責されてしまうので、気にしている暇もありません。そして、それが終わると、私は用意されていたシックな膝上丈のワンピースに着替えをして、寮を出ました。
嶺二様と2人で歩きますが会話はありません。ただ彼の後ろに付かず離れず続きます。何もない時間には不安が込み上げてきます。施設を裏切った以上、もう帰れません。孤児である私には他の場所もなく、ただ嶺二様の気が変わらずに側に置いて貰うことしか生きていく術がないのです……。
「おい、講義の前に部室に行ってこい。3人がお前に用があるみたいだ」
「えっ……?あ、は、はいっ」
大学の門前まで来ると、彼はそう言って、行ってしまいました。残された私は講義に向かう学生の間を縫って、部室に向かいます。制汗剤の匂いがする灰色の部室、そのソファにいつものように3人が集まっていました。
「おっ、来た来た。こっちおいで、美柑ちゃん」
「は、はい…… 」
太一様は優しい口調で私を呼び寄せます。しかし、声色が優しくとも拒否権はありません。気を紛らすように、カバンの紐を握りしめながら彼らの前に立ちます。座っている皆さんより目線が上になるので視線を逸らしながら――これは奴隷が主人を見下すのは許されないからです――。心臓が早鐘を打っています。
「あれ、緊張してる?」
「あっ、うっ、はい……」
「太一、しゃべってないで本題に入れ、講義始まるぞ」
「焦んなって、三井。じゃあ、もう少し近づいておいで美柑ちゃん」
そう言われた私は彼らと数センチの距離までやってきます。
「……。」
――カチャ……、カチャ……
あれから1週間ほどが経ちました。酷かった痣も薄れて、ピアス穴は馴染み始めています。
私は裸にピアスと首輪だけの格好で床に土下座のような形で這いつくばり、犬の餌皿のようなものに盛られたぐちゃぐちゃの食べ物を食べていました。テーブルの上では、ノートパソコンで何やら作業をしながら、優雅に朝食を食べる音が聞こえます。しかし、自分は床で……、そう考えると自分の立場の惨めさを一層感じます。
そして、食事が終わる頃には私の口周りは食べかすまみれになっていて、それをタオルで雑に拭われます。口周りを汚すのも恥ずかしいのですが、ゆっくり食べていると叱責されてしまうので、気にしている暇もありません。そして、それが終わると、私は用意されていたシックな膝上丈のワンピースに着替えをして、寮を出ました。
嶺二様と2人で歩きますが会話はありません。ただ彼の後ろに付かず離れず続きます。何もない時間には不安が込み上げてきます。施設を裏切った以上、もう帰れません。孤児である私には他の場所もなく、ただ嶺二様の気が変わらずに側に置いて貰うことしか生きていく術がないのです……。
「おい、講義の前に部室に行ってこい。3人がお前に用があるみたいだ」
「えっ……?あ、は、はいっ」
大学の門前まで来ると、彼はそう言って、行ってしまいました。残された私は講義に向かう学生の間を縫って、部室に向かいます。制汗剤の匂いがする灰色の部室、そのソファにいつものように3人が集まっていました。
「おっ、来た来た。こっちおいで、美柑ちゃん」
「は、はい…… 」
太一様は優しい口調で私を呼び寄せます。しかし、声色が優しくとも拒否権はありません。気を紛らすように、カバンの紐を握りしめながら彼らの前に立ちます。座っている皆さんより目線が上になるので視線を逸らしながら――これは奴隷が主人を見下すのは許されないからです――。心臓が早鐘を打っています。
「あれ、緊張してる?」
「あっ、うっ、はい……」
「太一、しゃべってないで本題に入れ、講義始まるぞ」
「焦んなって、三井。じゃあ、もう少し近づいておいで美柑ちゃん」
そう言われた私は彼らと数センチの距離までやってきます。

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