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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第28章 父の日の前夜 ~夢の余韻(start-2day)~彩香編③
結婚式当日4月中旬、晴れた春の日。
チャペルのステンドグラスから柔らかな光が差し込む中、
彩香は父役を務めてくれる母の美和子に腕を取られ、バージンロードを歩いた。
純白のドレスに身を包んだ彩香は、
黒縁メガネを外し、控えめなメイクでいつもより大人びて見えた。
小さなブーケを握る手がわずかに震えていた。
祭壇の前に立つ健治さんは、黒のタキシード姿がよく似合っていた。
175cmのがっしりとした体躯、深く刻まれた皺、鋭い眼差しと口ひげ
——49歳の渋い色気が、今日ばかりは神々しくさえ見えた。
彩香が近づくと、健治さんの目が一瞬潤んだ。
「彩香……」誓いの言葉の時間。
健治さんは彩香の両手を自分の大きな手で包み、はっきりとした声で言った。
「中山彩香。
俺は大内健治、お前を一生の伴侶とし、
どんな時も守り、愛し、甘えを受け止めます。
お前が怖がることも、寂しいことも、すべて俺が背負うことを誓います。
お前は俺の妻であり、俺のすべてです」
彩香は涙をこらえきれず、震える声で応えた。
「大内健治さん……
私は中山彩香、あなたの妻になります。
怖くても、甘えたい気持ちも、全部受け止めてください。
私はあなたに一生を捧げます。ずっと、傍にいます」
指輪の交換。
健治さんが彩香の細い指にリングをはめ、彩香が健治さんの逞しい指にはめる瞬間、
二人は静かに微笑み合った。
牧師の「キスをどうぞ」の言葉で、健治さんは彩香を優しく抱き寄せ、深くキスをした。
厚い胸板に彩香の体が密着し、逞しい腕が背中を包み込む。
ゲストから温かい拍手が起こった。
披露宴では、貴がスピーチで少しぎこちなく
「新しい家族が増えて、複雑だけど……おめでとう」と言った。
母・美和子は涙を拭きながら「彩香をよろしくお願いします」と健治さんに頭を下げた。
夜、式場近くのホテルスイートルーム。
ウェディングドレスを脱いだ彩香を、健治さんはベッドに優しく横たえた。
タキシードを脱いだ逞しい体躯が彩香を覆う。
「これで、お前は正式に俺の妻だ。もう二度と逃がさない」
「……はい。健治さんの妻です。
一生、甘えさせてください」
彩香は健治さんの厚い胸に顔を埋め、幸せそうに目を閉じた。
二人の最も神聖で甘く、重い夜が更けていった。
チャペルのステンドグラスから柔らかな光が差し込む中、
彩香は父役を務めてくれる母の美和子に腕を取られ、バージンロードを歩いた。
純白のドレスに身を包んだ彩香は、
黒縁メガネを外し、控えめなメイクでいつもより大人びて見えた。
小さなブーケを握る手がわずかに震えていた。
祭壇の前に立つ健治さんは、黒のタキシード姿がよく似合っていた。
175cmのがっしりとした体躯、深く刻まれた皺、鋭い眼差しと口ひげ
——49歳の渋い色気が、今日ばかりは神々しくさえ見えた。
彩香が近づくと、健治さんの目が一瞬潤んだ。
「彩香……」誓いの言葉の時間。
健治さんは彩香の両手を自分の大きな手で包み、はっきりとした声で言った。
「中山彩香。
俺は大内健治、お前を一生の伴侶とし、
どんな時も守り、愛し、甘えを受け止めます。
お前が怖がることも、寂しいことも、すべて俺が背負うことを誓います。
お前は俺の妻であり、俺のすべてです」
彩香は涙をこらえきれず、震える声で応えた。
「大内健治さん……
私は中山彩香、あなたの妻になります。
怖くても、甘えたい気持ちも、全部受け止めてください。
私はあなたに一生を捧げます。ずっと、傍にいます」
指輪の交換。
健治さんが彩香の細い指にリングをはめ、彩香が健治さんの逞しい指にはめる瞬間、
二人は静かに微笑み合った。
牧師の「キスをどうぞ」の言葉で、健治さんは彩香を優しく抱き寄せ、深くキスをした。
厚い胸板に彩香の体が密着し、逞しい腕が背中を包み込む。
ゲストから温かい拍手が起こった。
披露宴では、貴がスピーチで少しぎこちなく
「新しい家族が増えて、複雑だけど……おめでとう」と言った。
母・美和子は涙を拭きながら「彩香をよろしくお願いします」と健治さんに頭を下げた。
夜、式場近くのホテルスイートルーム。
ウェディングドレスを脱いだ彩香を、健治さんはベッドに優しく横たえた。
タキシードを脱いだ逞しい体躯が彩香を覆う。
「これで、お前は正式に俺の妻だ。もう二度と逃がさない」
「……はい。健治さんの妻です。
一生、甘えさせてください」
彩香は健治さんの厚い胸に顔を埋め、幸せそうに目を閉じた。
二人の最も神聖で甘く、重い夜が更けていった。

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