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幽霊の悩み事
第1章 幽霊の悩み事
 相沢はるかを除いて、女性たちには帰ってもらった。もちろん全員、幽霊だ。


「二人とも入りなさい」


 相沢はるかが残ったことには触れずに、父さんは僕たちを受け入れてくれた。


「あら、樹ちゃん。おかえりなさい」


 居間に入ると、母さんが優しい眼差しで僕を迎えてくれた。晩酌の途中だったんだろう、居間のテーブルにはおつまみとビールが置かれていた。


 父さんも母さんも普通に受け入れてくれるから、自分が幽体だということを忘れそうになる。用意してくれた麦茶のコップが掴めない。


「で、なんでこんなことになったんだ?」


 父さんがため息をつきながら僕に問いかける。
 僕は今まであったことを話した。



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