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ほしいままに
第14章 私は今夜、あなたに抱かれたい(森川澪奈)
明かりが灯ったエントランスの前で待つこと三十分。先方は現れない。
結局それから二十分後に電話が繋がり、先方からキャンセルを言い渡された。
夫婦はこのマンションの近くの保育園の入園申し込みをしていたけれど、選考に漏れてしまったのだと説明された。
二駅隣の小さな託児所への入園が決まりそうなため、転居先を一から検討しなおすのだという。
夫婦そろってお勤めだと聞いて、契約手続きのうえでも信頼できるお客様だと期待していたし、先方も「ぜひ森川さんに」と言ってくれていただけに、約束を連絡なしにドタキャンされて、電話口でけんもほろろに断られた時は、正直心が折れそうになった。
───やっぱり私は、真っ当な営業方法では契約を取ることはできないのだろうか。
結局それから二十分後に電話が繋がり、先方からキャンセルを言い渡された。
夫婦はこのマンションの近くの保育園の入園申し込みをしていたけれど、選考に漏れてしまったのだと説明された。
二駅隣の小さな託児所への入園が決まりそうなため、転居先を一から検討しなおすのだという。
夫婦そろってお勤めだと聞いて、契約手続きのうえでも信頼できるお客様だと期待していたし、先方も「ぜひ森川さんに」と言ってくれていただけに、約束を連絡なしにドタキャンされて、電話口でけんもほろろに断られた時は、正直心が折れそうになった。
───やっぱり私は、真っ当な営業方法では契約を取ることはできないのだろうか。

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