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ほしいままに
第29章 ほしいままに✩
「大丈夫です。私ここに、避妊チップを入れられているんです」
入れられた、という言い回しから、本人の意思に反して行われたものだと分かった。
そうなれば澪奈に避妊手術を施した張本人は───
森川宗太郎以外にいないだろう。
俺は射精後の冴えわたった思考の中で、悪魔のような森川宗太郎という男を呪った。
あの男のもとには絶対澪奈を返すわけにはいかない。
俺は澪奈の腕を引いて抱き寄せた。
「俺のそばにいてくれ。君がしたいと思ったら、俺はすぐに、いくらでも君を抱くから。他の男の所へは行かないでくれ。欲しいだけ、俺だけを求めてくれ」
俺は澪奈に懇願した。
「ありがとう。将行さん」
澪奈が囁いた。
初めて名前で呼ばれ、背筋に電流のような衝撃的な歓喜が襲った。
今の俺は、森川澪奈の上司ではない。
父親代わりでもない。
俺は、澪奈の男になったのだ。
~第29章 ほしいままに 終~
入れられた、という言い回しから、本人の意思に反して行われたものだと分かった。
そうなれば澪奈に避妊手術を施した張本人は───
森川宗太郎以外にいないだろう。
俺は射精後の冴えわたった思考の中で、悪魔のような森川宗太郎という男を呪った。
あの男のもとには絶対澪奈を返すわけにはいかない。
俺は澪奈の腕を引いて抱き寄せた。
「俺のそばにいてくれ。君がしたいと思ったら、俺はすぐに、いくらでも君を抱くから。他の男の所へは行かないでくれ。欲しいだけ、俺だけを求めてくれ」
俺は澪奈に懇願した。
「ありがとう。将行さん」
澪奈が囁いた。
初めて名前で呼ばれ、背筋に電流のような衝撃的な歓喜が襲った。
今の俺は、森川澪奈の上司ではない。
父親代わりでもない。
俺は、澪奈の男になったのだ。
~第29章 ほしいままに 終~

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