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ほしいままに
第3章 私は彼と付き合えない
香宗我部君と打ち合わせを始めた後藤支店長に一礼し、その場をあとにした。
支店長の説教か逃れた私は、急いで自席に戻り、大きく息を吐く。
香宗我部君には助けられちゃったな───。
気を取り直し、デスクに準備していた不動産広告と物件募集のチラシを、大きな黒いバッグに入れて立ち上がる。
「こんどこそ、ちゃんと契約取ってこなくちゃ」
目の前の自動ドアが開く前に、両頬を叩いてガラスに笑顔を写した。
扉が開き、風が吹き込んで来た秋の終わりの風と入れ違いに外に出た。
店を出て少し歩くと、スマホを開いた。アプリのメッセージが三件ほど届いている。
それらの内容を一つずつチェックしていると、急に背後から呼ばれた。
「森川さん?」
集中していた私は驚いて、体が跳ねあがった。
支店長の説教か逃れた私は、急いで自席に戻り、大きく息を吐く。
香宗我部君には助けられちゃったな───。
気を取り直し、デスクに準備していた不動産広告と物件募集のチラシを、大きな黒いバッグに入れて立ち上がる。
「こんどこそ、ちゃんと契約取ってこなくちゃ」
目の前の自動ドアが開く前に、両頬を叩いてガラスに笑顔を写した。
扉が開き、風が吹き込んで来た秋の終わりの風と入れ違いに外に出た。
店を出て少し歩くと、スマホを開いた。アプリのメッセージが三件ほど届いている。
それらの内容を一つずつチェックしていると、急に背後から呼ばれた。
「森川さん?」
集中していた私は驚いて、体が跳ねあがった。

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