この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ほしいままに
第3章 私は彼と付き合えない
慌ててスマホを胸元に隠して振り返る。
香宗我部君が息を切らして立っていた。
大勢の前でこっぴどく叱られた同期が落ち込んでいるのではないか、そう心配して追いかけてきたようだった。
分厚いレンズの眼鏡の下で、小さな瞳が私の様子をうかがっている。
「森川さん、あの…さっきの…」
香宗我部君が私に掛ける言葉を探して、口ごもる。
その戸惑う様子の彼を和ませようと、私は慌てて言葉を被せる。
「え?あっ。私なら大丈夫だよ。ごめんね。職場の雰囲気悪くしちゃって…。それと、支店長のお説教、遮ってくれてありがとう」
頭を下げたあと、微笑んで見せた。
なのに香宗我部君は、私の笑顔を見ても表情を変えない。
香宗我部君が息を切らして立っていた。
大勢の前でこっぴどく叱られた同期が落ち込んでいるのではないか、そう心配して追いかけてきたようだった。
分厚いレンズの眼鏡の下で、小さな瞳が私の様子をうかがっている。
「森川さん、あの…さっきの…」
香宗我部君が私に掛ける言葉を探して、口ごもる。
その戸惑う様子の彼を和ませようと、私は慌てて言葉を被せる。
「え?あっ。私なら大丈夫だよ。ごめんね。職場の雰囲気悪くしちゃって…。それと、支店長のお説教、遮ってくれてありがとう」
頭を下げたあと、微笑んで見せた。
なのに香宗我部君は、私の笑顔を見ても表情を変えない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


