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ほしいままに
第1章 わたしはそれを拒めない
同期の香宗我部君の情報によれば、彼の実家は相当な資産家ということだから、多少高額でも契約してくれる望みはある。
もしこの賃貸契約を取ることができれば、今月の絶望的な営業成績を一気に押し上げることができる。がんばらなくては。
「…こんなにいい条件がそろった物件は、めったに出ないんですよ」
私は内見の際に必ず持ち出す常套句で、東条光琉に声をかけた。一年以上営業として働いているのに、気が利く営業トークもできない自分が情けない。
そんな自分に肩を落としたその時。
もしこの賃貸契約を取ることができれば、今月の絶望的な営業成績を一気に押し上げることができる。がんばらなくては。
「…こんなにいい条件がそろった物件は、めったに出ないんですよ」
私は内見の際に必ず持ち出す常套句で、東条光琉に声をかけた。一年以上営業として働いているのに、気が利く営業トークもできない自分が情けない。
そんな自分に肩を落としたその時。

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