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ほしいままに
第4章 僕は彼女を”堕とし”たい(香宗我部優)
「おまえが話してた、ぜんぜん契約取れない同期ってあの子?めっちゃ可愛いじゃん」
「まあ、そうだけど」
答えると、友人は微笑んで声のトーンを一段上げた。
「なあ…俺、部屋更新時期来てるし、お前の不動産屋で高額物件契約してもいいよ」
「本当か」
僕は食いついた。
「ただ、俺のほうにもメリットがあれば、の話だけどさ」
友人の声が意味ありげに低くなる。
僕は彼の顔をうかがった。その整った顔には、いやらしい笑みが浮かんでいた。
僕は嫌な予感を覚え、彼に尋ねた。
「…東条、お前、何企んでるんだ?」

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