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不倫王の憂鬱
第4章 家庭忘却の女達
ポルチオと呼ばれるそこを中指で押しながら人差し指は天井をまさぐる。

「あぁ、ああああ、もうダメ、あ、あぁ……」

理枝子の歓喜の雄叫びにも似た喘ぎ声は部屋中をコダマする。


それでも容赦なく責め立てる彼。

次第にBEDの八割が濡れ場と化した。

「毎回こんなに噴くん?」


「こんなの初めて、出てもこんなに量は出ないもん」

可愛い事を言う理枝子に彼は擬似的な恋愛を感じざる得ない。

彼はサラサラになった体液まみれの膣に暴発しそうになっている物を挿入した。


”ゴムとか言わないんだな…”

なかなか遊び方を弁えた女だと彼は思っていた。


終わった後、二人は濃厚なキスを求め合い次に繋がる約束をして近鉄天王寺駅で別れた。


彼は直ぐにJR天王寺駅に待たせてある若い女に逢う連絡をしながら理枝子の体温を身体に刻んでいた………。
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