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不倫王の憂鬱
第5章 第五章 親を騙す女達
次の日にホテルを完全にチェックアウトし、深雪の部屋に転がり込む。

マンションは二重のオートロックで15階建ての最上階。

ルーフバルコニー付きの1LDKだった。

オールフローリングの10畳+20畳のリビングダイニング。

バルコニーからは博多の夜景がきらびやかな眺望だ。


彼女は掃除したみたいでかなり部屋は片付いていた。
綺麗なモノトーン調の家具やQueenサイズのテンガイ付きBedは正に金のある家庭の才女だろう。


大概、音大出の女は才女で箱入り、世間知らずという図式通りだ。

また、不思議に彼はそういう女に縁があり気をひくタイプらしい。


カチャ…

”帰宅か…”

『ただいま、待ちくたびれちゃったかな?ごめんね…』

『お帰り…深雪、綺麗な夜景に見とれていたから時間を忘れてたよ…だけど深雪が帰ってきた瞬間から夜景は前菜だった事を痛感したよ…』

そこですかさず彼は深雪を抱きしめながら唇を初めて奪った…。


舌を絡めただけで深雪の緊張感が和らぐのが解る。


深雪はもたれ掛かるように彼の胸に体を預けた。

しばし唇の感触を味わいながら…彼は違う事を考えていたのは言うまでもない。

二人は体を離し黒いトリプルソファに倒れるように崩れ落ちる。

深雪は少し奮えながら彼のなすがままにしている。

”最初が肝心だな……あまり飛ばすのはまずいが軽くジャンプさせるかな……”


『なあ、深雪…バルコニーに出よう…』

『……ん?』

どして?というような表情をして深雪はキョトンとした。


『夜景を下に見ながら深雪を抱きしめたいからだよ』

『はい…』

深雪は素直な返事をした。

彼はワイシャツのボタンを外しながら、そしてベルトを外しながら深雪をバルコニーにエスコートした。
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