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不倫王の憂鬱
第3章 仕事先の性奴達
彼が最近出会った女で九州は博多に程近い久留米在住の×1の子持ち熟女がいる。

 彼女はひょんなことから仕事で九州に飛びその女と出会った。

 彼の部下の静子の得意先の窓口をしている女で九州1の実力者だ。

いろんな企業を渡り歩き、九州では職人とさえ呼ばれるほどの人間だ。

名を坂 幸美という。
身長も体重も中肉中背であるが尻のでかい熟女ならではの絶妙な色気がある。

 彼が不倫王である事も知っているし彼が女に不自由していないことも了承済みだが、彼らは初めての商談で波長が合い、幸美の方から彼を好きになっていく。

 彼は東京に幸美の会社の知り合いがいたが、その伝手で紹介を受け、静子の為に九州に飛んだのだ。

 幸美は彼の商談が痛く気に入り、その日のうちに彼と幸美の取り巻の何人かで飲みに行った。

彼は下戸だが、幸美には関係ないようで、それよりも彼の商談やスタイルを評価する。

彼には幸美を魅了する物があるわけで、幸美が彼を一目で欲したのは言うまでもない。

幸美はその日から彼を
「ダーリン」
と呼び、彼もまた
「九州ハニー」
と呼んでいた。

幸美は元々仕事上でダーリンと呼ぶような仲間もいたのだが、不倫王と出会い本当のダーリンを得た。

彼の九州の部下は幸美に嫌われていて出入り禁止に近い状態だった。
そのせいで不倫王の会社の九州の売上は惨憺たるものであったので彼が商談をまとめに行ったのだが、思わぬ副産物を彼も得た。

職人気質ではあるものの、商談を終えると女に戻る幸美を彼はすぐに理解し、

”こいつ女だな・・・。普通に可愛い女だ・・・さすがに手は出せないが・・・。”

どう料理するかはこの飲みである程度分析を終え、次回幸美に逢うときは少し覚悟をしようという位の気構えは出来ていた。

幸美との2回目のコンタクトは早めがいい事を彼は悟っており、1ヶ月後にはまた九州に来る旨を告げて帰京した。
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