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不倫王の憂鬱
第3章 仕事先の性奴達
昔は北関東の雄と言われた100店舗前後を展開する販売店を彼は一年程担当したことがあった。

そこで彼が担当になった二ヶ月後に女性バイヤーに交代し彼はそのカテゴリーリーダーになる。

彼を見初めたバイヤーは酒本奈緒美といい彼の一回り弱下のポチャっとした可愛い女だった。

肌はあまり綺麗ではなかったが性格的に愛嬌があり、抱き心地の良さそうな体型は彼の興味を刺激した。

「酒本バイヤー、よかったら商談終わったらカテゴリーについてのビジョンのすりあわせをしましょう」

「落合さんがいいなら私は逆にこのカテゴリーの勉強がしたいから喜んで付き合わせて下さい。」

”よっしゃー!仕事話しから食いついたっていう事は、仕事で評価されたいという願望の強い証拠だな…。ならば俺のカテゴリー理論を吹き込んで、この人は凄いって思わせたら一発落ちだね。”

彼は即座に酒本バイヤーを陥落させるシナリオを作りあげた。


あまり洗練された衣服を身につけていないところからも少し高そうに見える空間を演出したら年齢のギャップを逆手にとって口説き易い。


逆もありで洗練された女を相手にするときは下町の天ぷら屋とか月島辺りのもんじゃ焼き屋に連れて行くとみょうに喜び、嵌まる。
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