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第3章 仕事先の性奴達

彼女は白目を剥きながら白い世界をさ迷うような表情だ。

彼の洗礼はまだまだ続くのだが、勿論彼女にはただの調教にすぎず飲み込みも早く、彼の愛奴となる。

今でも彼女は猿グツワをつけたまま唾を垂らし彼の来訪を心待ちにしている。

ただ彼は今は彼女には会わない。

風の噂で彼女がシャブに手を染めたと聞いてからは連絡を断ち切った。

エンジェルになれなかった。

彼には彼女への調教があまりにも虚しい過去として記憶された。