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*妄想社長に振り回されて*
第9章 香菜さんと私
膣壁から滲みでる愛液が卑猥な音を奏でながら、私を頂点へと導いていく。

「あぁっ、あぁっん、やぁっ…」

あ……も…っ、ダメ……ぇっ!

「あぁぁっん!」

爆発する寸前で抜かれた雅也さんの塊は白濁液を私のお腹の上に放出した。
何度目か分からないくらいイカされて私は起き上がる元気もなく床に横たわる。

「もう一回するか?」

そんな悪魔のような囁きに、私はがばっと起き上がった。

「えええ遠慮しておきます!」

「ま、香菜さんたちも随分前に帰ったみたいだしな」

「え!いつですか!?」

「俺たちがやり始めて少し経ったくらいかな?さすがに音とか声で気づくだろ」

うわあ、めちゃめちゃ恥ずかしい…!

「ほら、これ」

雅也さんが私に携帯の画面を見せた。

突然押し掛けてごめんね。
お陰で美雪も反省したみたい。
ありがとう。
雅也も麻希ちゃんにあんまり無理させないようにね?

差出人はもちろん香菜さんだ。
ってか最後の言葉って……やっぱり聞かれてたってことだよね?
もうやだ。

「大丈夫だって。そんなに長い間聞いてたわけじゃないだろうから」

……時間の長さが問題なんじゃないんですけど。

見上げると屈託なく笑う雅也さんの顔があって、文句を言いかけた口を閉じた。

素直になろう。
そう決めたんだった。
もう取られちゃうかも、なんてやきもきはしたくない。

「ま、いいですけど?雅也さんを……と、とられなければ」

ちょっと恥ずかしくてそっぽを向いた。
だから雅也さんがどんな表情をしてるかまではわからなくて。

だけど肩に雅也さんの手が触れたと同時にまた床に押し倒されて見上げると、何故かにやりと笑みを浮かべている。

「そんな可愛いことを言うなんて、まだまだ足りなかったのか?」

「え!違っ……は?」

「大丈夫だ。俺は分かってるぞ?」

いやいや、勝手に何をどう解釈してんの!

あたふたしてる間にも雅也さんは反り勃ったもので淫裂を上下に撫ではじめた。
まだ乾いていないそこはゆっくりと雅也さんを受け入れていく。

「やぁっ、待って、あぁっん!」

この日私が解放されたのは……さらに一時間後のことだった。

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