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第11章 お仕置きと玩具

「何だ？もう物足りなくなったのか？」

「やっ、違っ…」

「その割りに足が動いてるようだが？」

「やあっ、あぁっ…」

愉しそうに笑いながら雅也さんはローターを先端に押し付けた。

欲しい……早く…下にも……っ

疼く淫裂から愛液が流れ出ているのが分かる。
だけど私からのおねだりを待っているのか、雅也さんは私のジーンズにすら手をかけてくれなかった。

「……願い…っ」

「ん？どうした？」

「し、下も…っ、触って…っ」

我慢できずにおねだりすると、雅也さんが満足そうに口の端を上げた。
その表情は男の人なのに妖艶で一瞬にして肌を粟立たせる。

「仕方ないなあ」

珍しく焦らしもせずに雅也さんはジーンズに手をかけた。
するすると脱がされ下着一枚にさせられる。

だけど気づくべきだったんだ。
どうして雅也さんが焦らさなかったのか。
何であんなに簡単にジーンズを脱がせたのか。

……気付いた時にはもう遅かったけど。