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*妄想社長に振り回されて*
第5章 社長の部屋と……
「あーあー、もうびしょ濡れだな」

見えないけれど予想はついた。
茂みの辺りにまで広がった愛液。
くわえるものを欲しがり開いた淫らな口。
涎は止まることなく今も奥から流れでる。

膝を折り曲げられ膝裏を持つように指示された。
晒される濡れた割れ目にぷっくりと主張する淫蕾。
それをじっくりと視姦される。

……触ってしまいたい…

刺激のなくなってしまった体が快感を欲しているのだ。
さっき軽くイッてしまったとはいえ絶頂にはほど遠い。
今自分で触ることができるなら簡単にイッてしまえるのに。

「見られてるだけでも興奮するのか?どんだけ厭らしい体なんだ、麻希は」

「や、だって……っ…」

「今罵られて涎が垂れたぞ?何にでも興奮するんだな」

呆れたように笑う雅也さん。
そうさせたのはあなたなのだと言いたいけど、言い切れない自分もいる。

だって冷たい目で私を見下ろすそんな姿にさえ、私は欲情してしまっている。
もう知らなかった頃には戻れない……私はそう感じた。

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