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シーツのお供
第3章 無口な彼の愛し方
「由香里」



髪の毛を撫でられているような気がして、目を覚ました。


私の体を縛り上げていた縄は外されて、目の前には大好きな彼。


「…わたし…」
「ん、やりすぎたな」

悪かった、と鼻先にキスをしてくれた。


声が枯れてあまり自由にしゃべれないことを、彼はわかってくれたみたいだ。

「由香里」


私を呼ぶ優しい声が好きだ。



うっとりと目を瞑って、そしてゆっくりあけると、ふと笑った彼。



「入れてもいいか」

「うん」



ぱつぱつに膨らんで硬くなった彼のペニスがゆっくりと入ってくる。




「熱いな、お前の中…」

「ぁああっっきもちい…」




さっきまであんなに激しく私を犯していたのに。



ぐぐっと奥まで入れる。
そしてにゅるりと引き抜き、私の腰を抱えなおして一気に子宮の奥まで勢い良く入れる。




「あれ」が終わったあと、彼は必ず私を優しく、本当に優しく抱く。


「ここと…こっち、どっちがいい?」

「あっああんんっんっ」

「どっちでも好きなほう言ってみろ。ぐちゃぐちゃにかき回してやるから」


私の「Gスポット」と呼ばれる場所と、「Pスポット」と呼ばれる場所をランダムに突きながら、彼はうっとりと聞いてくる。



「ぁあっっ奥っ!奥して!おくがいいっ!」


「わかった」


おでこに一度、優しいキスをしてくれた。


私の膝の下から手を入れて腰を抱え、体制を整える。


そして、奥の奥をガンガンに突いてくれた。


「ぁんっああっああっっいいっきもちいッぁいあッッ!」
「そうか…」

結合部からはぐちゅぐちゅイヤらしい粘着質な音。

ベッドが壊れるんじゃないかというほどの軋み。


彼の荒い息遣い。



目を開ければ、眉間にしわを寄せ、目を瞑り、額に汗を浮かばせた彼。


「ッ!急に締めんなッ」

「だって…」


かっこいいんだもん…その顔。



シーツを握り締めて快楽を享受する。


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