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シーツのお供
第3章 無口な彼の愛し方
愛しい彼の顔を間近に眺めながら、首に手をぎゅっとまわしてしがみ付く。

そうでもしなければ彼の激しいピストンに付いていけないのもあるのだが、今日はしっかり体を密着させたかった。


それに気が付いて、彼は何も言わずに、ただ小さく笑った。


「すきっ好きだよぉッ」

さっきまであんなに乱暴なことをされていたのに、言い知れない愛しさが急にこみあげてきた。

それは怖いほど私を侵食させて、なんでか涙が止まらなかった。


尚彼は何も言わずに、私に軽いキスをしてくれる。


「ここにいる」



笑って、その一言だけを言葉にしてくれた。



「由香里」


「ぃああああっっあんっはげし…ああぁああ!!」



骨のぶつかる音がするほど激しくピストンされ、彼の荒い息遣いが聞こえた。


お腹の奥に当たっているのがよくわかる。

自分からでは見えないけど、硬く張ったカリが中を引っ掻いて、溢れすぎた愛液を白く泡立たせていることだろう。


私のほうに倒れ込んで、体がバウンドするほど激しいピストンの末、彼の暖かい白いものがお腹に掛けられた。



「由香里…」


うっとりと私を見つめ、そして優しくキスをくれる。

今掛けられた白い飛沫を気にすることなく体を密着させて、甘くて深いキスをした。

その間に頭や耳を優しく撫でてくれるその大きな手をそっと取って自分の指に絡めた。




どんなにひどくされても、ちゃんとこうして私を優しく愛してくれる彼が、本当に大好き。
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