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近くて甘い
第57章 紳士と獣
すでに大胆に開かれていたブラウスのボタンを加奈子は淡々と外している。



そして、ズンズンと要の方に近付くと、静かに泣きながら、ブラウスを脱ぎ捨ててしまった。



「っ……田部さん、落ち着いて…っ。どうかしたのか…?」



さすがの要もかなり慌てた様子で脱ぎ捨てられたブラウスを拾おうとしたが、ギュッと加奈子に抱き締められたことでそれは阻まれた。



「っ……」



「副社長っ…私はっ…私は」



涙で声を詰まらせる加奈子に要は何も返す言葉がない。


どうしてこんなことになっているんだっ…


それを考えるのと、自分を落ち着かせるので精一杯だ。



「魅力っ…ないですかっ…」



「………え?」




「私とはキスも出来ないしっ…だっ、だっ、抱くことも出来ませんかっ…?」




涙目で見上げてきた加奈子の表情に、要自身も驚いて瞳を揺らせた。




「そんなことは…一言も…」




「でも、じゃあなんでいつも…っ」




期待させて、


そして、私が待っていても…



唇は触れ合うことはない…




「落ち着いて、田部さん…何か誤解があるようだから…


だから、こんなことは間違っているから、とりあえず服を──…」








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