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近くて甘い
第57章 紳士と獣

「まっ、待って下さいっ…」




不安そうに見上げる加奈子の表情に、要はグラッと心臓が動くのを感じた。



いつもより艶やかな唇に目が行く。



無意識なのか、いつもより大胆に開いた胸元…



吸い込まれそうになったその瞬間、瞬きをして我に返った要はニッコリと加奈子に微笑んだ。



「帰ろう…また明日も早い…」




そういって自分の制止を振り切って流しの方に行った要に、加奈子は目を見開いた。



そんなにもっ……



そんなにも自分は女として魅力がないのだろうか…



なのに、どうして副社長は私に好きだ、なんてっ…



堪えきれず、パラパラと涙を流した加奈子は片付けを済ませて戻ってきた要に背を向けた状態でスクッと立ち上がった。



「………?田部さん?」



少し様子がおかしいのを感じ取った要が声を掛けた瞬間、要は振り返った加奈子の姿に目を見開いた後、ゴクリと唾を飲み込んだ。
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