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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第7章 麻由子~夫の浮気相手、その夫
相沢かすみ、というのが、その女の本名だった。

29歳の彼女は、麻由子よりも7歳年下だ。

それだけで、麻由子は行き場のない怒りを感じた。

若い女がいったい何様のつもりで私の夫をだまして・・・・・・。

かすみは会社員の夫と同居しているという。

興信所報告によると、夫の年齢は43歳。

かなり年齢が離れた夫婦ということになる。

彼女の夫が、光彦と同じ年齢であることに、麻由子は不審を覚えた。

年上の男をだますテクニックを持っているにちがいない。

恐らく、今の夫だってうまいことを言って結婚に追い込んだのだろう。

都心から1時間程度のアパートに暮らすその夫婦に、麻由子は想像を巡らせた。

キャバクラ嬢という仕事なら、朝は自宅にいるはずだ。

かすみの夫は既に出勤しているであろう。

麻由子はそんな時間帯に、彼女を急襲しようとした。

その日、光彦が出勤した後、麻由子は密かに自らも外出した。

通勤電車にまぎれながら、目的地を目指す。

近づくにつれ、鼓動が増してくる。

「どちらさまですか?」

だらしないパジャマ姿で出てくる女の姿を、麻由子は想像する。

「光彦の妻です」

一言、こう切り出してやろうか。

或いは、こうだ。

「慰謝料の請求を考えているんだけど」

浮気相手の妻の言葉に、すぐに目が覚めるだろう。

麻由子は、かつてないほどの強気でいる自分に戸惑いながら、そこに向かった。

「えっと・・・・・・・、ここだわ・・・・・・」

彼らが住む場所に到着した麻由子は、そこを見上げた。

古い、2階建てのアパートであった。

どうやら2階の一番奥に住んでいるらしい。

さびの目立つ外の階段をゆっくり上り、麻由子はその部屋に向かった。

冬の寒さを忘れるほどに、麻由子は緊張していた。

押すのよ・・・・・・・・

ためらいの後、麻由子は思い切ってドアホンを鳴らした。

ピンポーン・・・・・・・

古めかしいその音が、麻由子に来てはいけない場所に足を運んだことを知らせるように、意味深に鳴った。

10秒、30秒、そして1分待った。

誰かが出てくる気配はない。

どうせ寝ているんだわ・・・・・・・

麻由子はしつこいほどにドアホンを鳴らした。

そのときだった。

「あの、うちに御用ですか?」

麻由子の背後に、一人の男が立っていた。
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