パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 玲奈～セクハラ常習犯に狙われた人妻

腕を動かすピッチをあげ、男は玲奈さんに覆いかぶさっていきます。

壁を見つめていた玲奈さんの顔が、こちらを向かされます。

その表情はオフィスでの顔つきとはまるで違うものでした。

「いい顔になってきたよ、奥さん」

柳田が再び玲奈さんの唇を奪います。

玲奈さんは瞳を閉じたまま、それを受け入れます。

男の腕が加速していくに従い、玲奈さんの唇の力が緩んでいきます。

くちゅ・・・、くちゅ・・・・

スカートの奥から湿った音が届き始めます。

玲奈さんの指先が震え、何かを探すようにソファを掴みます。

男が伸ばした指先をぐいと強く突き立てます。

その瞬間、玲奈さんが僅かに唇を開きました。

柳田はその隙を巧みに突きました。

口内に挿入された男の舌先に、玲奈さんはなすすべもなく弄ばれます。

たっぷりと唇を吸われ、玲奈さんの全身から緊張が吸い上げられるようです。

男はやがてキスを止め、玲奈さんの表情を見つめました。

更に激しく、スカート奥の指先を動かします。

「あっ・・・・」

かすかな声が、玲奈さんの喉奥から初めて漏れました。

何度も顔を振り、眉間に力を込めるように、表情を歪めます。

「どうだ、奥さん」

「よくなんかないわよ・・・・」

玲奈さんの絞り出した声が、僅かに震えています。

その息遣いは明らかに乱れ始めていました。

怒りのこめられた表情が、一瞬だけ緩み、唇を開きます。

そして再び、きつくそれを噛みしめます。

玲奈さんが危ない・・・・・

僕が、そう決断したときでした。

「奥さん、チャンスをやろうか」

柳田が玲奈さんにささやきました。

行為を止めて、玲奈さんを見つめます。

瞳を閉じたまま、玲奈さんは息を僅かに乱して横たわっています。

「奥さんが俺を満足させられたら負けを認めるよ」

「・・・・」

「俺を満足させることができるかい、奥さん」

柳田の誘いに、玲奈さんは瞳を開きました。

そこにはまだ凛とした強い光が宿っていました。

「望むところよ」

ソファから体を起こし、玲奈さんはしっかりと立ち上がりました。

ソファに座る彼を見下ろします。

玲奈さんは自分からシャツを脱ぎ捨てました。

黒色のブラとタイトスカートだけが、玲奈さんの裸体を隠しています。

玲奈さんが男の前にひざまずき、その手を彼のベルトに伸ばします。