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第21章 希実子〜診察室の女医

女であることを思い出した人妻の肌に、夫が知らない背徳な汗が浮かんでいる。

「よかったでしょう、先生」

股間のものを限界にまで硬くしながら、西崎は希実子の耳元でささやいた。

瞳を閉じたまま、ベッドで息を乱し、うっとりとした表情で横たわる人妻。

その手が男のそそり立つものを癒すように撫で、そして握りしめた。

「先生のおかげでこんなに回復しましたよ」

「もういいでしょう、西崎さん・・・・」

恍惚とした顔つきのまま、希実子はささやくように漏らした。

そして、瞳を開いて彼を見つめた。

「西崎さん、このことは決して口外しないで・・・・」

懇願する女医の唇を、彼は熱いキスで塞いだ。

一瞬ためらった後、女医は自分から舌を伸ばし、濃厚な口づけを求めてきた。

「先生、久しぶりすぎて、もう我慢できないんだろう・・・」

息を荒げるほどに激しいキスを交わしながら、西崎は希実子の裸体を抱きしめた。

「西崎さん、これ以上されると私・・・・」

男の手が女医の美しい乳房を荒々しく揉みしだき、美尻をたたくようにいじめる。

そして、再び濡れた美唇に彼の指先が差し込まれた。

「はうんっ・・・・」

希実子の左太腿を抱え上げ、大切なスポットを丸見えにする。

人妻に卑猥なポーズをとらせたまま、男は激しく腕を往復させていく。

「ここですか、先生・・・・」

「やっ・・・・、ああっ、そこっ・・・・」

誇り高い女医であることを忘れたかのように、希実子は素直な告白を漏らしていく。

「凄く熱いですよ、先生のあそこは」

「駄目・・・・、これ以上は・・・・・」

彼の行為を制するように、人妻の右手は握りしめた棒を上下にしごいた。

「先生、私も我慢できませんよ」

「・・・・」

「女性を満足させられるかどうか確かめないと・・・・」

「それは奥様とされれば・・・・」

「先生、そうはいきませんよ」

希実子の片脚を抱え上げたまま、西崎は己の先端を濡れた花弁にあてがった。

「駄目っ、西崎さん・・・・」

「入れますよ、先生」

「待って・・・・、ここは診察室です、西崎さん・・・・」

「ご主人には内緒ですよ」

経験したことのない興奮に支配されたまま、男は一気にそれを花芯に突いた。

「ああんっ！・・・・」

全身をびくっと痙攣させ、人妻は診察室に嬌声を響かせた。