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第15章 性歴と性癖

｢遼ちゃん、お願い、そこはダメ！｣

圭子が必死に遼次を制止した。

それは、今までの甘い言葉と違い、はっきりとした声色で、圭子の焦りが感じられたら。

遼次の右手が圭子のパンティの表面を撫でた。

下腹の中間より少し下がった辺りから、刺繍と分かるデザインが感じ取れた。

遼次はいきなり核心に触れるのを止め、右手を尻に回した。

｢遼ちゃん、ねっ、お願い…｣

圭子の声色が先程の強いものから、優しいものへと変化した。

遼次は頭に血が上ったかの様に、圭子の言葉を無視して、右手を尻の方へと運んだ。

さっき感じたザラザラした刺繍らしき感触とは違い、サラッとした布生地の肌触りがした。