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インペイシェント
第6章 ステップアップ
二人は何もなかったような雰囲気を出し、笑いながら階段を出た。

圭子と別れた遼次は、その足で喫煙所に向かった。

圭子はすぐに仕事に復帰し、いつものテキパキした作業を繰り返した。

その姿を喫煙所から眺める遼次は、圭子の胸の感触を思い出していた。

煙草の煙を吐きながら、あの感触を思い出した。

作業服姿だと目立つほど大きく見えないが、たまに圭子が背伸びをすると、胸の張り出している様子が分かる。

そんな光景を思い浮かべた。

遼次の右手に余る程の大きさで、下着とインナーシャツと作業服を介してだが、確かな柔らかさと弾力を思い返した。
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