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梨華との秘密
第7章 縄肌秘書
 朱里の手を俺の股間に下げさせ、身体を俺の前に向けさせ携帯の送信を押した。
 一瞬、女の身体がビクンッとなり、俺に身体を預けてきた。


「ひぅ、そ、そんな、放さないで、お願い、、ぃい、、」


 女の唇から、哀願にも似た声が溢れた。


「放さないさ、今夜はな。行くぞ。」


 言いながら、朱里のタイトミニのすそから右手を侵入させ、内腿から一番奥の縄に触れ、縄を軽く引いた。


「ひぅ、な、なんで、、」


 恨むような目で、俺をにらみながら、唇からは抗議と、こらえきれない熱いあえぎが、こぼれた。
 携帯の停止を押し、


「ふふふ、悪い女だ。こんなに縄まで濡らして、くくくっ、やっぱりお前は、見られると濡らす変態だな。ふふふ。」


「そ、そんな、違い、ます、ん、、でも、、あなたとこんなことしてる、なんて、私、変態です、ね、、」


 歩くたび、動くたびに、クリトリスの結び目と繋がれたタコ糸が、女の乳首を刺激し、朱里を快楽の虜にしていた。


「ふふふ、もうちょいだからね。それにもっと面白くなる場所をに連れていってあげる。」


 吹き飛びそうな理性に、しがみつく朱里が、


「あの、それって、、ん、」


 拒絶しながら受け入れる、女の不思議な性を(さがを)、面白く見ながら、俺は利用することにした。
 少し歩く速度を上げ、縄と繋がれたタコ糸からの刺激を、より身体に感じさせるようにした。


「あのって、なんだい?顔色が赤いぞ、大丈夫か?」


 わざと心配するふりをして、彼女の顔に顔を近づけた。
 答えようと開きかけた唇に唇を重ねた。
 ユックリと舌を侵入させ、女の舌先と俺の舌先が触れ合い、ユックリお互いの舌の感触を確かめながら、舌先を吸いあった。
 冬の冷たい風に甘い髪の香りが、俺の鼻を微妙にくすぐった。


「キスが上手くなったな。素敵だよ、朱里。」


 唇が離れ、濡れた瞳を見つめながら言うと、


「嬉しい。ご主人さま。人が多いですね?」


 朱里が、少し戸惑ったように店の入り口を見ていた。
 クリスマス前の賑わいを、外からわかるほどに店内は人であふれていた。


「そうだね、沢山の人に見てもらうには丁度いいだろう。くくく。」


「そ、そんな、、。」


 朱里の瞳の中に妖しい炎が揺らめいていた。
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