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梨華との秘密
第8章 拒絶の代償
「ぁ、、んん、、」


 甘い吐息が、女の唇からこぼれた。
 唇を放し、首筋から左の乳房へ唇を這わせた。


「ふふふ、まだ濡らしてるんだ。ドスケベな女だ。なにが欲しいか言ってみな、朱里。」


 いたぶるように、中指を軽く抜き出すように動かした。


「ん、ん、、ほ、ホンモノ、、あなたの、が、、下さい、、ん、、」


 俺の望んだモノが、女の唇からこぼれた。
 中指を一度、奥まで入れ、掻き回すように動かしながら、親指でクリトリスを軽く弾きながら、


「モノじゃ、わかんないだろ。ちゃんと、チ○ポって言いな。」


「あ、、そ、、そんな、、。」


 快感に焙られながら、淫らな欲望とプライドが争っているのが、俺にはわかった。


「ふふ、朱里、大事な事を忘れてるぞ!ここは会社じゃないし、お前は常務の婚約者でもないぞ!俺の前では、お前はただの牝犬奴隷だ!」


 叩きつけるように言いながら、俺は朱里のクリトリスを親指と人指し指はさみ、ねじった。


「あぅう、、、ん、、」


 叫ぶような声と同時に、白い肌がうねるように動いた。


「あらら、素直じゃないな。身体は欲しがってんのに、頭は、別かい?いつまで我慢できるかな?ふふふ。」


 女の耳元でイタブルように囁きながら、ねじっていたクリトリスを放し、親指で連続して弾き、中指を連続的に不規則に抽挿させた。
 朱里は快感に耐えるように唇を噛み、ただの男性器の三語を発するのをためらっていた。
 しかし、朱里のためらいより身体は淫らに、クチュクチュ、グチュグチュと中指が動くたびに、熱い蜜と音が女の本当に求めるものを教えていた。


「二人っきりでも素直になれないなら、終わりだな、朱里。」


 俺は左手の動きを止め、ユックリと中指を抜き出した。


「あ、、そっ、そんな、、まっ、まって、、言います、言います、から、やめ、ないで、、お、お願い、、」


 朱里が必死に、すがり付いてきたが、


「だめだよ、朱里。今夜はこれまでだ。もう、お前に興味はないよ。身体をふいて帰るぞ。」


 俺は、浴槽から出て脱衣場で身体をふきはじめた。
 ふきおわると同時に、甘い快感が男根に走った。
 女の唇が開かれ、淫らしいくらい力強く屹立した男根をくわえ、唾液と舌を絡め始めていた。
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