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第11章 主か、家族か…

ﾁｸっと痛みが走る下唇、ｼﾞﾜﾘと鮮血がルシアの咥内に溢れる。瞼を閉じ旨そうに喉を鳴らすルシアの鼻息がかかる。


すっげーやらしい顔すんだよな…
気にしてないんだろうけど…
そんな顔されたら手出したくなる。



抱きしめルシアの舌に吸い付く…



あー可愛いんだよ…
こんな声出して…



「ﾝｯ…ふぁ、ぁ…ﾁｭﾊﾟ…」


「血吸う度に立っちゃうんだ
ルシアやらしいね」



ｼﾞｰﾝｽﾞは膨らみ固いモノが当たる。


「ち…が…っぁ…さわ、ん…っっ」


布越しに触れただけなのに敏感に声を出し、肩に置いた手に力が入っている。



「出さしてあげる」


モノを取り出し優しく触る。ﾋﾟｸﾋﾟｸと身体に力を入れ快楽に流されていく。擦られる度に奥から波が押し寄せ、ｼﾞﾜｼﾞﾜと沸き上がる何か…


「ﾊｧ、あ…ｧｧ…んつ、く…昂っ…」


俺の名前を呼ぶルシア。
吐息を受けるように唇を合わせる。



「んっ、っっ…こ、ぅ…」



「ルシア…っ…ﾁｭ…んっ…」




「あー出ちゃったね」



小さく俺の名を呼んだ直後
ルシアは俺の手の平で達した。



「んっ…ﾊｧ、ﾊｧ…」



ﾀﾞﾗﾝと身体の力を抜き
もたれかかるルシアの髪を撫でた…