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妄想短編集
第6章 痴漢男〜5章続編
明希は静かに話し始める。
『お前は本当に俺が好きなのか?』

『多分。』

『多分?』
明希の眉間に軽く皺がよる。

『私だってさっき自覚したから。
明希に終わりって言われて、
胸がズキ、ズキして、苦しくなって
涙が溢れてきて。好きなんだって
好きになってたんだって思ったから。』

『そうか。』

『うん。』

『俺と一緒にいたいのか?』

『…うん。』

『明希は?さっきから私ばっかり
答えてる。』

明希は少し黙ったあと、また静かに
話し始める。

『俺は。お前を突き放すつもり
だった。だから、昨日お前を
違う病院にやったし、電話にも
出なかった。』

なんだかまた胸が痛み出しそう。
だけど、ちゃんと聞かなくちゃ…
『どうして?』

『お前は俺から逃げると思ったから。』

『逃げる?』

『そうだ。俺は好きな女は常に
そばに置きたいと考える。
他のやつに見られることさえ
気に入らない。お前はそんな
俺を理解出来ないと思った。

なのに、お前はせっかく突き放した
にも関わらず、俺のところに
また現れた。』

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