この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おこごと
第2章 桃鼠
しかし、こんなに酒を飲んだのは、振られたから―、ではない。
車に乗り込んできた女の事が、頭から離れなかったからだ。
オヤジ待ちをしている女達の行動には、一種の共通点がある。あの女もそうだ。普段なら、そんな女に、用はない。バカがバカを鴨にしている。そう思うだけだ。

が、あの女。
アーモンド型の瞳は、黄色い街灯の光の中、澄んでいた。
車に乗り込んで来た時の、泣きそうな顔。そして抱き締めた時の綿菓子のような香り。
(あいつ、ちゃんと帰れたかな。
また男に会ってないだろうな。)


ベッドに寝転んでみたが、あの女の事ばかり考えてしまう。頭痛も治まりそうにない。

(薬、買いに行くか)

冷たい水を飲むと、隼人は胃や頭を刺激しないよう、シズシズと着替え、家を出た。
/31ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ