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おこごと
第4章 鬱刈色
「ちょっと先生にご相談がありまして。」

爬虫類の様な顔をした先生は、眉間に皺を寄せる。見た目に反して、良い先生なのだが、なかなか生徒には伝わりにくいようだ。

「どうなさいました?」

「実は、ある生徒の事なんですが…」

「あっ、ちょっとお待ちください。」
隼人はドアの外に掛けられた札をひっくり返す。札には
「お話中(^^)ちょっと待っててね♪」
と書かれている。これを作ってくれたのが、近藤先生だという事は、大概の者が知らない。

「お待たせしました。」

隼人が椅子に座ると、近藤先生はポツリポツリと話しはじめた。
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