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可愛いヒモの育て方。
第12章 来客

 それからまた二週間ほど過ぎた。三月に突入し、店は繁盛期を迎えていた。麻人もバイトに復帰し、ランチからこき使われていた。
 それでも母親の様子は相変わらずなのか、私の家にはほとんど来なくなった。あの日以来、一度きり。その時も、麻人の様子はなんら前と変わらない。
 一方私も営業と事務仕事に追われ、休みなんてあってないようなものだった。

「今月は給料査定と部長の訪店、別の日に専務、監査もあるんだぞ。四月から入社する新入社員の研修もあるし、なんで繁盛期にこんな予定がびっしりなんだよ! 馬鹿じゃねーの!」

 店長の怒声が、店長室にこだまする。書類を届けに店長室のドアを開けた瞬間、頭を抱えた店長にそう怒鳴りつけられ、心臓が止まるかと思った。

「……知りませんて! もう、イライラしないでくださいよー」
「船越、おまえ今月休み三日な!」
「三日!? いやだ死んじゃう!」

 人手不足なのはわかるけど、さすがに休み無さすぎだろっていう。
 その時だった。

「友梨香さーん! ヤバい席埋まる! へーループー!」
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